北多摩警察署の留置場から五人の男が脱走した。強(🖌)盗並びに轢き逃げ容疑の川本をはじめとする、守田、桐ノ江、金森、山口らである。彼らは看守のすきをみて天井裏から脱走、主謀(🍾)者川上の誘導でタクシー強盗をはたらき、林の中へ逃げこんだ。西山警部補は妻亡き後、男手一つで育ててきた息子の弘を、強盗を働き単車で逃走する川本にはねられ、いまだに昏睡状態を続けているので、憎しみは人一倍。何とし(🌌)ても逮捕しようとや(🌓)っきである。林の中の川本は四(📽)人を残し(🖌)、着替えの衣服と食糧を物色するため友人の(🌗)ところへ出かけていった。しかし待ちかねる(🔡)四人の前に帰ってきたのは及川と称する川(💧)本の友人で、川(👏)本はそれっき(🍯)り姿を現わさなかった。しかたなく四人は及川が(⛸)持っ(🥛)てきた衣服に着かえたが、主謀者を失った四人はまごまごするばかり。つぎつぎと四人は逮捕され(👉)ていった。一方林の中から姿を消した川本は、友人宅で衣服を改め(🏦)夜を(⬛)待って駅へ(🚧)向った。駅に張りこみ中の新鋭(📘)原田は、折からの雑踏にもう一歩とい(🏜)うところで川本を見失ってしまった。必死の思いで追求する非情の西山(🥧)にかわって、親のように弘の面倒をみるのは婦警(🎐)の井上百合子だった(🌽)。西山(🚁)はそんな彼女が弘の(🐻)母に(🆑)なってくれればと(🏑)思うこともあった。ついに川本が中西の家にいることを(🧥)つきとめた(🐭)。川本は強盗した品物を中西に売り、その金を取りにき(💮)たのである。原田たちは川本を追った。狂ったように拳銃を撃ちまくる川本に原田の手錠(📎)が冷たく喰いこんだ。意識を回復したわが子に、鬼刑事西山の頬もほ(✔)ころん(👂)だ。これ(🍲)も百合子の愛情のおかげか……。しかし、訪れた原田の口から百合子(🐭)と結(🗒)婚するという思わぬ言葉をきいた。